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東洋医学と聞いて最初に「気」を思い浮かべる人は多いと思います,実際、東洋医学(中国伝統医学)は「気」に始まり「気」に終わるといっても過言ではありません。「気の思想」とは、宇宙の生成から生命現象にいたるまで、すべて「気」を根底において理解し、解釈しようとする考えです。中国医学古典は、一見簡単で無駄のない文で書かれているようで、簡略であるためにかえって奥義が究めがたく、研究者によってその解釈が大きく変わる場合が少なくありません。気についても一元的に定義することは難しいです 。自分は独自の考え方はもってはいませんが古代の中国人が独自の感性で森羅万象、未知のことにたいして「気」という言葉、思想で言い表し理解したのだとおもっています。そして化学の進んだ現代においても未知なことが私たちが思っているより遥かに多く、古代の人の気の思想が役に立つ時があるのだとおもいます。
気の思想は紀元前5世紀ごろの道家の思想家である老子や荘子によって主張され(気の思想は医学に限った物ではありません)その後「呂氏春秋」「管子」「淮南子」などにより展開され医学にも用いられていくことになります。主に荘子によって書かれた「荘子」の中に「人の生は気の聚りなり、聚まれば生となり、散ずれば死となる」「気が変化して形が生じ、形が変化して生命が生じる」、呂氏春秋には「流水は腐らず、戸枢は螻さず、動けばなり、形気も亦、然り、形動かざれば精流れず、精流れざれば気鬱す」管子には「精とは気の精髄である」などと書いてあります。東洋医学の最重要古典である黄帝内経には八十余種の気が説かれ、気は人体の内外の環境の構成する基礎と考え、そして自然界を初めあらゆる物質とその原動力を気となずけています。

・気と経絡

・気と人と自然の関係